本の製作が進む中、早めにレイアウトが完成したページから何ページか。

実際の本と同じ紙で印刷されたものでぬり見本を作りました。

これは本に掲載するためのもので、巻頭のカラーページに使われました。

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提出前に撮影したもの。

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スマホで撮影したものなのでへなちょこ写真ですが。

このアゲハ蝶のぬり方の説明を本の中でもしましたので、工程は省略します。

塗分け線は一応ありますが、それをそのままきっちりぬるのは難しく、あくまでも下絵として色をぬる気持ちだと上手くいきます。

きちんと図鑑に仕立てたい場合は、まず、ネットや図鑑で実物の写真を探してみてください。

個体差はありますが、だいたい同じ種類では同じ部分に同じような模様があります。

ベースとなる色を薄い色からぬっていきます。

アゲハやキアゲハならクリーム色や黄色。

カラスアゲハは青や緑をグラデーションにして全体的にぬります。

(この工程は本にも掲載しています)

某ゲームの図鑑画像を参考にしてもいいかもしれません(笑)

カラスアゲハは特に地域によってその色合いが違います。

もともとカラスは濡羽色と言われるように、ただの黒ではなく、よく見ると青や緑のメタリックな輝きがあります。

昔、鹿児島で見たトカラ列島産の標本は本当に美しかった記憶があります。

自分だけの図鑑なので好きな色にぬってもいいし。

ベースをぬる場合は翅の根本からグラデーションにするといいです。

その後、ポイントとなる色をぬり、最後に黒色のくっきり部分の脈をぬります。

脈をなぞる時は鉛筆は削って尖らせてください。