『ルーチカ図鑑 結晶』の制作は大詰め

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こんにちは、TOKOです。
8月の発行にむけ、図鑑の原稿作成が大詰めを迎えています。

いつもの表紙で、色がメタリックな青になる予定です。
なんとなく、蛍光蛍石のイメージ。ちなみに『鉱物』の赤は柘榴石のイメージでした。
毎回TOKOは最終編集を担当していまして、SAYAさんの原稿の最初の読者でもあります。
鉱物や鳥のときは、内容を読んでも「おお~なるほど~」と素人まるだしの反応しかできず、
校正といっても句読点などしかすることがなかったのですが、
今回は本業で結晶を扱っている身として、内容にも踏み込んでSAYAさんといっしょに推敲しています。
とはいえ、私の専門は医薬品の有機低分子の結晶。同じ結晶学の分野でも、鉱物とはだいぶ違うのです。
分子の組成や大きさもちがいますし、何よりも扱っている結晶の対称性がまったくちがう!!
これが故に言葉の定義や使い方も違ってくるのです。
少々混乱しつつも、大きな発見だったのでした。
ちなみに『ルーチカ図鑑 結晶』には有機低分子の結晶についてはひとことも触れられていません。
あくまで、鉱物を中心としてできるだけ平易なことばでお話を進めています。
姿かたちの美しい鉱物を片手に、『結晶』というものについて思いを馳せていただければと思います。
…こう書いてしまうと、TOKOは編集しかしていないように思われてしまうんじゃないかと癪なので(笑)
今回担当した、結晶の理想形を紙製の模型にするというコーナーの検討写真をご紹介します。

光に透かしても美しい紙製模型を目指し、いろいろな展開図を試しました。

以前の記事でご紹介した結晶図も、こんな感じで図鑑にずらりと並びます。
どうぞお楽しみに。

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